適材適所
掃除、してますか?
「我こそは掃除のプロ」と豪語する方もいらっしゃると思います。
向いてるんですね。それでいいと思います。
そのプロに聞けば、大理石の色で管理方法が異なるとか、ダイヤの番手よりパウダーだとかいろんな薀蓄を聞けます。専門家はその分野を掘り下げてくれますから、話を聞くと楽しいですよね。
今回のお題は「適材適所」としました。
そんなことはわかってるよといわれそうですがいかがでしょうか?
僕が勤めた会社で、昇進試験のときに学ぶんですが、4つの学習スタイルというのがあります。
人を大体の傾向で分類して、その特徴にあわせて指導する技法です。
詳しくはネットでググって欲しいのですが、受動型か能動型かという判別と、理論か行動かという判別を掛け合わせて4つのゾーンに振り分けます。
受動型で理論派の人は座学でいちいち学習したほうが理解でき、能動型で行動派の人は、いきなり現場でOJTを受けたほうが入りやすいそうです。
あなたはどうですか?
ひとにはいろいろな個性が存在します。
内気であまり人とかかわりたくない性格、みんなでわいわいやりたいひと、性格にこなすことが正義な人、だいたいできればOKなひと。
適正な任務についていないといろいろと都合が悪いようです。
だいたい社会における職業選択もそこがまちがっているかもしれないですね。
政治家に向かない人が政治家になってるし(笑)アフリカの原野で飛び跳ねている人がオリンピックに出ない。
いつも逸れてすいません。
得意のディズニーで先輩が話してくれたことを思い出してみます。
たとえばあのジャングルクルーズでガイド役をしてくれるキャストの人が、駐車場やチケットブースに入ったらどうでしょう?笑顔でゲストに向かってパフォーマンスを繰り広げて、バックステージに帰ればその日のゲストの喜び方をみんなに自慢するキャストです。
来る日も来る日もチケットブースで正確にお金を回収して「いってらっしゃ~い」しか言わないポストについたら、せっかくの持ち味を殺してしまいますよね。
反対に、チケットのひとはゲストコントロールやシンデレラ城には向かないのです。
一人ひとり、性格にお金を徴収して間違いなく受け付ける。黙々と同じ作業でも続けられる忍耐力と集中力が必要なセクションです。ため息ひとつつく暇はありません。延々と続くゲストの列をこなし続けます。
ひとには得意技というものがあります。
もちろん本人の希望もあります。
希望と現実が合わないときは不幸になりますから、テストや評価をするべきです。
そしてそのチャンスがあるべきです。
もしかしたら僕は総理大臣に向いているかもしれないし、アメリカの大統領に向いているかもしれないのです。(笑)
企業内、チーム内においてこの適正を正しく運用することは顧客のコストを無駄にせず、よりよいパフォーマンスを発揮するために必要なスキルです。
そのためには、別に書きますが「教える仕組み」が重要です。
教えても出来ない人がいます。根性論でその人に無理やりやらせていたらお互いに不幸ですね。
まえにも書きましたが、会社の理念を分解して最も具体化したものが現場のマニュアルでしょう。
マニュアルは大事です。なんでもマニュアルにこだわってつまらないとか、馬鹿らしいという方もいらっしゃいますが、そういう人の虫の居所を外見で判断することは神でも出来ません。
いかがですか?自動床洗浄機の運転に教育と試験制度を導入しているビルメンさんもあります。安全第一ですね。試験にこだわることなく、適材を適所に。