消毒について
掃除、してますか?
中四国にとてつもない大雨が降って未曾有の災害が起きています。
メディアやネットでも「水害の際はカビや雑菌の増殖が・・・」と騒ぎ始めたところです。
栄養がたくさん溶け込んだ水分が家屋に進入して、本来水分とは縁遠い場所に残留、折からの湿度と高音によって雑菌の繁殖が必至だという事ですね。
お風呂の壁や天井に生えるカビはそこらじゅうに飛んでいて、食品やまな板、衣類などにも付着しています。
ただ、大規模繁殖していないから被害になっていないだけです。
カビや雑菌が繁殖すると、毒素を生成する菌や、アレルゲンとなるもの、菌そのものが体に有害のものと、さまざまなリスクが高まります。
カビは菌の一種ですから、対応策はほぼ同じだと考えていいでしょう。
一般的に、カビは漂白剤で除去されますが、お医者さんが注射するときはアルコールですね?
カビも雑菌類ですからアルコール消毒できるんです。
しかし、一度増殖したカビの本体は黒やピンクなどの色を残して、いかにもカビが生えていますというふうに主張しますよね(やっかいですね)
そこは漂白剤の出番です。
ここでまたちょっと漂白剤についてお話します。
市販のハイターは次亜塩素酸ナトリウムの濃度がたった数パーセントです。
それでも少し汚れているものであれば瞬時に漂白されてしまいますよね?
次亜塩素酸ナトリウムは恐ろしいものです。酸と混ざれば塩素ガスが発生して危険極まりない。
でもこの漂白剤、ほんとに便利ですよね。
衣類の漂白をすれば同時に臭いも取れて消毒になっています。
カビや雑菌を溶かしてしまう力があります。
高濃度の次亜鉛は動物本体も溶かしちゃうくらいつよいですから、特殊なお仕事で使われています。
この便利な漂白剤、対象物について残りにくいから、泡にしてみたりゲル状にしてみたりと、いろんな商品が出ています。
個人的にはゲル上のものがいい結果を出してると思います。
次亜鉛は水道水にもちょっとだけ入ってます。カルキとか塩素とかいわれてます。
蛇口で出てくる水の検査をして、この塩素濃度が低下している場合、水道施設のどこかに問題があって、大腸菌などの繁殖が疑われます。
空気中に浮遊する雑菌でも、次亜鉛はどんどん戦って反応し、その成分を失ってしまいます。
賞味期限があるんですね・・・
アルコールの消毒メカニズムはまたの機会においておきますが、カビや雑菌をやっつけようとする場合、使える対象なら漂白剤を使った後、アルコールで消毒するといいかもしれまあせんね。
まとめ
水害にあった場合でも、そうでなくても
栄養となる物質があること、水分を含んでいること、乾燥しにくい条件、高温などの場合、カビや雑菌が増えます。
まず掃除して、対象物の栄養を除去しましょう
次に消毒をしておけばいいでしょう
いちど掃除したら大丈夫ということはありません。掃除は永遠のテーマです。
毎日、大切な住環境に気を配りましょう。
じつは防カビ剤という心強いものの存在もありますが、市販の多くは毒物であることが少なくないので簡単にお勧めしませんが、塗装や燻蒸などで施工できる簡単なものも出ています。
人畜無害の優れものも出ているようですので一度お探しになってもいいかもしれませんね。